【2021年】1000万円をどこに預ける?資産運用する際におすすめの投資先を徹底解説!

今日は、2020年に1,000万円という元手があればどのような投資・資産運用ができるのかについて詳しく解説し、最後にリスク・リターン別のおすすめポートフォリオについても紹介していこうと思います。

 

長くなるのでまず結論だけ簡単に述べておくと、定期預金債券投資については年に0.01%〜数%程度の運用に留まってしまい、充分な利回りを期待することが難しいのが実態です。

2020年からの投資を考えるのであれば、この2つは全く候補にあがりません。

 

また、日本人の大好きな投資信託については、ほとんどの商品が運用成績で市場平均を越えられていません。

加えて、投資信託自体の数が増え過ぎており、良い投資信託を選ぶのが極めて難しいという現実もあます。実は、投資信託というのは、資産運用の柱として考え辛い商品と言えます。

 

結論としては、負けるリスクを極力減らしつつ年に10%以上の利回りを確保したいのであれば、主軸としての守りの投資は優良な投資ファンド(ヘッジファンド等)へ預け入れるのが良いでしょう。

その上で、ある程度リターンを狙って行く攻めの投資として一部の優良な新興国株式へ資産を振り分けるのがおすすめです。

これから細かく解説をしていきますが、先に、おすすめの投資先が知りたい、という方はこちらを参考にして頂ければと思います。

 

ランキング

それでは、順に見ていきましょう。

資産運用の必要性とは?

まず、各資産運用法についてみていく前に、「そもそも資産運用なんてせず、現金で持っておけば良いのでは?」と思っている方もいるかもしれませんので、資産運用の必要性について話をします。

いきなりですが、「現金」の価値というのは時間と共に下がり続けている、という事実はご存知でしょうか?

以下のグラフは、1801年時点での1USDというお金の価値が200年を経てどのように変化したかを表すものです。

上昇する資産の価値に対して下がり続ける現金の価値

このグラフをそのまま読み解くと、1801年の1USDを現金で保有し続けていた場合、この現金の価値は下がりつづけ、2006年時点で17分の1の0.06USDになったということが分かります。

一方、株式として保有していれば、2006年時点で75万ドルにまで膨張しているのです。現金で持ってしまっていると、大損してしまうことが分かります。

 

「現金で持っていると価値が減る」だなんて、意味が分からないかもしれません。ただし、これは現実として、常に起こっていることなのです。

 

「現金を現金のままで保有していると、その価値が下がってしまう。」という、直感的にイメージし辛い減少は、インフレが原因となっています。

握りしめた1枚のUSD札は放っておいても2枚に増えたりはしませんが、私たちの周りのモノの値段というのは、ジワジワと上がっていきます。

これにより相対的に1枚のUSD札の価値は下がってしまうのです。「インフレ」というのは、モノの価値が上昇することによって、相対的に現金の価値が減少する現象のことを言います。

分かり易くイメージにすると以下の通りです。

インフレを図解

インフレが発生する原因は主に以下の三つで、順当な順番で列挙します。

 

  • 経済発展によって賃金が上昇し人々の購買力上昇によるインフレ(王道)
  • 国に危機が発生し通貨下落により輸入物価によるインフレ
  • 財政破綻で通貨の信用がなくなることにより紙幣価値の希釈化

 

100年というと分かりにくいので、20年という単位で考えてみましょう

1000万円を現金として保有した場合、20年後の価値は現在の約630万円になります。一方、株式価値は6倍の6000万円~1億2000万円となり現金と株式で10倍の差が発生してしまうのです。

 

資産運用を行うことが大きな資産形成の為には必要不可欠な点であることを、資本主義の歴史が証明しているのです。

インフレに対する資産防衛策として一般的には金と言われていますが、先ほどの図の通り金の価値は現金価値の下落に見合っておらず、

大原則として、やはり株式投資こそが最も効率的なインフレ防衛策であるとバフェットの氏であるベンジャミングレアムも指摘しております。

 

 

色々と大きな枠組みで説明しましたが、結論として言いたいことは一つで、「資産運用をせずにボーっとしていると、実はあなたの持っているお金の価値はどんどん減っていきます。」ということです。

だから、お金がたまったら、株に投資するなり運用のプロに預けたりということを考える必要があるのです。

定期預金

先程も申し上げた通り現金での保有は一番おすすめ出来ない選択肢ですが、元本保証を重視して定期預金を考えている方もいらっしゃるでしょう。

定期預金というのは、銀行に一定期間の資金拘束をされる代わりに、通常の普通預金より高い利回りを享受できるという手法です。

大手銀行の普通預金で0.001%程度ですが、定期預金だと0.01%程度の利率を貰えます。またネット銀行を利用することにより、最大0.3%の利回りを確保することが出来ます。

 

ただし、利率を見て頂けば分かる通り、「運用」と呼ぶには余りにも情けない利回りしか期待できません。日常生活で必要となる金額以上に銀行に預けるのはやめた方が良いです。実際、金融の知識のある人は、キャッシュをほとんど持っていません。

一応、どうしても銀行を使うという場合には以下がおすすめとなりますので参考にして頂ければと思います。

SBJ銀行:0点

韓国系のSBJ銀行です。定期金利としては破格の最大0.45%の金利を用意しています。

SBJ銀行の定期預金

オリックス銀行:0点

次にオリックス銀行ですが、300万円以上となりますが、3年ものでも0.3%の利回りを得ることが出来ます。利率としては一番魅力的な銀行ではないでしょうか。

オリックス銀行の定期預金

更に同行はeダイレクト2週間定期預金というのもあり、わずか2週間で満期が来て、0.05%の金利がいただけます。

2週間預けるだけで、1000万円預けて、5000円返ってきます。2週間預けるだけで、お歳暮くらいは買えますね!

新生銀行:0点

こちらは、定期預金の利率以外のところでメリットを得られる仕組みが用意されている銀行になります。利率としても、そこまで長い期間いれてなくても3カ月ものの定期金利が0.3%/年率で受け取れます。新規口座開設限定という条件は付きますが。

 

それよりもはるかにメリットなのが、Tポイントが最大2300ポイント貰えて、コンビニのATM引出手数料が無料という特典です。然も、24時間365日。結構引き出し手数料もばかにならないので、こうのように見えない利回りも有効といえば有効ですね。

 

さて、定期預金のまとめとしては、ネット銀行を使うことにより大手銀行より30倍ほどの利回りで運用することが出来る。ただし、それでもほとんど運用としては成り立たない。ということになります。

因みに0.3%で回すとして、資産を2倍にするのに丁度1000年かかります。平安時代から運用してようやく今2倍にあった、という感じですね。とてもじゃないですが、インフレ率に勝てません。つまり、保有している資産の価値は下がってしまうのです。

債券

次は最初の図で株式の次にリターンを上げている債権について見ていきます。2位といっても200年間で株式の方が750倍の優れたリターンを上げております。

上昇する資産の価値に対して下がり続ける現金の価値

債権も平均年率3%程度ですが、6.7%の株式と比べると、こんなにも大きな差になってしまうのです。改めて複利の恐ろしさを実感せずにはいられません。

(一番成果をあげている株式についてはやく知りたいという方は、株式欄にご移動下さい。)

債券については、それぞれ特徴の違う、国債先進国債券新興国債券にわけて書いていきます。(参照:債券個人ができる債券投資(国債・社債))

国債:0点

まずは国債投資です。日本国債はご存知の通り、日本の金融政策がYield Curve Controlにより市場では10年債以下はマイナスの金利で取引されています。

→ 日本銀行(BOJ)と米国中央銀行(FRB)の金融政策をわかりやすく解説!金利やマネーサプライと株価の関係についてもお伝えする。

 

イールドカーブコントロール

参照:総括的検証

 

然しながら、財務省は個人向け国債を国民向けに発行しており、その利回りは0.05%となっています。またメリットとしては、以下が挙げられます。

1年経過後は、換金可能
1万円から投資可能
元本保証

期間の短さと最低投資金額は定期金利よりも良いですが、金利という点でいうと定期預金よりも低く、投資商品としての魅力は小さいですね。

ただ利回りが低い国債も一つだけ有効な活用法があります。それは物価連動国債への投資です。物価が上昇することだけをヘッジしたい資産家の方にとっては有効な選択肢となるでしょう。

楽天証券で取引できる物価連動歳

物価連動国債を証券会社で購入するのもありですが、一応↑のように楽天証券に上がっている投資信託でも、物価連動型のものがあります。

私としては、このような投資信託は本当に連動するのか懐疑的な部分もあり、実際WTI石油価格連動型投資信託の連動率が悪かった経験もあるので、証券会社に赴き直接物価連動債を購入することをおすすめします。

先進国債券:20点

次に先進国の債券投資です。先進国の債券投資については先進国国債投資と社債投資がありますが、楽天証券の外国債券のページを見てみましょう。

楽天証券で取引できる先進国債券

今までは米国の債券はある程度魅力的な選択肢でした。しかし、2020年のコロナショッックを受けて環境が一転しました。

先進国最高の金利を提供していた米国の政策金利が0%-0.25%まで下落しました。

FRBは政策金利を0~0.25%に切り下げた。また、米国債などを買い入れ、市場に資金を直接供給する量的緩和を始めるとした。米中央銀行に当たるFRBは、3月3日の緊急会合後に0.5%の利下げを実施していた。通常の政策会合以外で利下げを実施したのは、2008年の金融危機以降で初めてだった。

参照:BBC

 

政策金利の低下を受けて、米国の長期金利である10年債金利ですら1%近辺の金利水準となっています。

米国10年債金利の推移

結果として取引できる米国債も10年で1%未満、25年も拘束される超長期債で1.68%という水準になっています。米社債であっても1%近辺であり投資妙味は低いですね。

新興国債券:20点

次に新興国債券ですが、債券投資であるにも関わらず、以下のように高利回りを見込むことが出来ます。

新興国債券の利回り

トルコリラに至っては10%超の利回りとなっています!

然し注意しなければいけないのはトルコリラ建というところです。つまり新興国通貨建の利回りとなっているところです。

新興国通貨は流動性が低く、値動きが非常に激しいです。仮に債券で利回りが10%でても、為替で30%の下落となれば、最終的な損益はマイナス20%となってしまいます。

下は参考までにトルコリラ/円のチャートです。如何に激しい変動率かご理解いただけたと思います。もはや新興国債券投資は投機の域といえるでしょう。

トルコリラ円のチャート

株式投資

次に王道の株式投資です。投資の方法についてはいくつかありますので、順に説明していきます。

インデックス:30点

インデックスとは米ダウ平均や日経平均株価等の指数のことを指します。つまりインデックスへの投資というのは、簡単に言うと、市場自体に対して投資する!ということです。

(具体的な投資方法としては、ETFと言った特定の指数を反映した商品があるのでそれらを購入する形になります。例えば、“日経225連動型上場投資信託” 等々。)

 

さて、日経平均ときくと30年間ぱっとしないというイメージがありますが、日経平均は実際の価値に対して1980年代後半から大幅なOver Valueされてしまっているだけで、

日本企業の収益は当時を既に上回っており、順調に成長すれば正しいバリュエーションの元、過去最高値を更新する日もいつかくるでしょう。

ただし、市場自体でみるとやはりこれまでのアメリカの成長は素晴らしいものがあります。以下の、米S&P500指数の綺麗なチャートを見て下さい。1880年からの130年間の長期平均は年率6.4%という数値を記録しています。

S&P500指数の推移

縦軸に注目して頂き度いのですが、これは対数軸というもので、このグラフが右肩上がりということは一定の成長率で株価が上昇していっていることを意味します。

米国の株式市場は歴史が深く、株価が適正地に保たれやすいのでこのような綺麗な形で企業業績の拡大と共に上昇していっているのです。

 

今後まだまだ世界経済が拡大すると共に、米国は先進国で唯一人口が増え続けるので内需も拡大していきます。日本と違ってうらやましいですね。

この為、技術的なイノベーション、世界経済、内需の拡大という面からも、この傾向は継続していくことが見込まれます。

ただ、インデックス投資には注意すべき点があります。それは度々暴落を経験することです。以下は1928年からのS&P500指数の各年度のリターンです。

S&P500指数の年次リターンの推移

時々20%-40%の暴落を経験しています。投資するタイミングが良ければ問題ないのですが、残念ながらタイミングが悪いと10年間の平均リターンがマイナスになることもあります。

以下は1928年からの10年平均リターンをプロットしたものです。1928年の棒グラフは1928年から1937年までの10年間の年率平均リターンを表したものです。

S&P500指数の10年リターンのプロット

タイミングが悪いと年率平均▲4%となる年もあるのです。10年間で資産が半分程度になる可能性もあるということですね。

インデックスは30年程度超長期投資をしなければ、必ずしも報われるとは限らないのです。

バリュー株:85点

次に株式投資の手法として挙げられるのが、バリュー株投資です。

これは伝統的な手法で、ウォーレンバフェットの師であるベンジャミン・グレアム氏によって開発された、100年程の歴史を誇りながら未だ色褪せない王道の株式投資手法となります。

バリュー株投資は値下りリスクを極力抑える投資手法で、上手く投資することにより年率10%程度の利回りを継続して享受することが出来ます。

実際以下の図を見て頂きたいのですが、バリュー株投資(赤)とグロース株投資(灰色)が長年に亘って市場平均に対して、どれだけアウトパフォームしているかアンダーパフォームしているかを示した図になります。

グロース株に対して高い成績を残すバリュー株

グロース株(成長株)投資とバリュー株(割安株)投資の違いをわかりやすく解説!

 

これを見て頂ければ分かるのですが、バリュー株投資はグロース株や市場平均に対して長年にわたり良好な成績を残しているのです。

この点は1970年にバリュー株投資の父と呼ばれるベンジャミン・グレアム氏によって書かれた「賢明なる投資家」の中でも言及されおります。

 

私は、自身の資産を運用する際に、このようなバリュー株を専門的に扱っているファンドへ投資するのが最も良い選択だと考えております。

例えば、以下の私のおすすめするランキング内のファンドのいくつかは、そういった、「バリュー株」を扱うファンドに当たります。

 

ランキング

なぜ個人でバリュー株を持つのではなく、バリュー株を扱うファンドへ預け入れる方が良いのか。これからこの理由を説明する為、まずバリュー株の理論を説明した後に、その欠点と克服方法についても詳しく解説します。

補足①:バリュー株が良い理由

ここから、やや込み入った理論的な話になります。専門的な計算方法も出てきますので、読むのがめんどくさいという人は読み飛ばして下さい!!

まず、株価には理論値というものが存在します。

株式の理論株価は以下の式で表されます。

 

理論株価
=
(①純資産価値 + ②今後の事業価値)
÷
③発行済株式数

 

このうち、② の今後の事業価値は人によって算出の方法が異なります。成長率を何%におくか資本収益率を何%におくかといったように様々な仮説が必要になってきます。

フェルミ推定のような感じで、不確かな数値しか算出できないということですね。

また①純資産価値の中にも確かなものと不確かなものが存在しており、これを除いた保守的な純資産価値を③発行済株式数で割ることにより算出された超保守的理論株価が実際の株価よりも高い銘柄に投資します。

上記の条件を満たす銘柄をバリュー株投資の父であるベンジャミングレアムはネットネット株と命名しています。ネットネット株については以下で詳しくお伝えしていますので興味のある方はご覧いただければと思います。

→ ベンジャミン・グレアムの投資対象『ネットネット株』を分かり易く解説

 

補足②:バリュー株の欠点と克服法

そもそも、全ての株価が専門家によりしっかりと分析されれば、このような株価で放置されることはありません。

しかし、日本株は3000社以上が上場しており、中には時価総額が低い銘柄が多数存在しています。証券会社のアナリストも時価総額の大きな銘柄しか分析しません。

 

更に、ネットネット株は東証第二部や地方証券取引所に上場され、IRが日本語のみの企業が多いです。つまり外国人投資家も分析しようにも出来ないのです。

このように誰からも確りと分析されないことにより、理論値から圧倒的に割安な水準で放置されるという事象が発生するのです。これはマーケットの歪みですね。

 

市場は効率的であるという仮説がありますが、小型株に関しては全く効率的ではないのです。

しかし、このような割安なバリュー株には、投資対象として見たときの難点があります。それは、このように誰からも分析されない状況がずっと続くことにより、下がらないけど上がらない株になってしまうことです。

 

このリスクを回避する為には、何か大きなことが発表されると予測するか、大株主として経営に入り込み株価向上策を実行させるしかりません。

前者は最早運否天賦なのですが、資金力を持ったバリュー株投資を行っているファンドが該当企業の株式を買い占め、経営改善策や自己株買をすすめることによりIRで発表され市場の注目を集め一気に上昇していくことは出来ます。

 

理論株価
=
(①純資産価値 + ②今後の事業価値)

③発行済株式数

要は、ファンドに大株主として、②今後の事業価値の上昇と③市場に流通している株式の減少を通じて、理論株価を更に引き上げてもらおうということです。

このような動きをするファンドを、アクティビスト型ファンドといいます。会社に直接的に働きかけて、株主としての権利を行使しながら、能動的に投資先の株価をあげていく投資ファンドです。

補足3:バリュー株を扱う投資ファンド

さて、複雑な説明になりましたがついてこれましたでしょうか。ここまでの説明を、非常に簡単にまとめます。

  • バリュー株とは、割安な状態で放置された銘柄である
  • バリュー株は、資産的な裏付けがあるため株価が下がりにくい。しかし、他の投資家に発見されない限り上がらない
  • 個人でバリュー株を持ってもあまり意味はない。ファンドとして保有することで、能動的に株価を上げることが可能。

さて、このように、バリュー株を扱いながらアクティビスト的に動いている優良な投資ファンドというのは、国内にはいくつかあります。これらは公募として人を集めず、私募で客を集める、「ヘッジファンド」という形態をとっていることが多いです。

こういったファンドは、証券会社や銀行の窓口で接触することは出来ないので、投資をするためには、自ら問い合わせをして能動的にファンドの実態を確認していく必要があります。

私の個人的におすすめの投資先については以下にまとめていますので参考にして頂ければと思います。(このランキングで一位のBMキャピタルというファンドは、これまで説明したようなバリュー株を扱っている有望なファンドです。)

 

ランキング

 

グロース株:30点

次はグロース株投資です。グロース株投資というのは、バリュー株投資と違い、成長が見込まれる株に投資をする手法です。また、少し専門的な話になります。

 

理論株価
=
(①純資産価値 + ②今後の事業価値)

③発行済株式数

 

バリュー株が①純資産価値に着目したのに比して、グロース株投資が着目するのは②今後の事業価値です。

先程申し上げました通り、今後の事業価値は成長率や資本収益率に仮定をおくと共に、今後の該当企業のビジネス環境がどうなっていくかまでも見通さなければいけず、かなり見通すのが難しい投資手法となります。

グロース株投資は確りとした目利きがあるのであれば、高い利回りを取得することが出来るのですが、銘柄選択を誤ってしまうと大きな下落を蒙るリスクが高い投資手法といえます。

バリュー株投資が、低リスク中リターンとすると、グロース株投資は高リスク高リターン場合によっては高リスク中リターンといったところです。

管理人としてはリーマンショック以後、景気拡大期が9年間と相当長期に亘って続いており、一旦株価調整局面がいつきてもおかしくないと思っています。

実際米国のPERは26倍と割高になっており、直近2月の1,000USD超の下落もマグマが溜まっていることの証左であると思いますので、仕込むとしても今後相場が下落した時に投資するのが賢明であると思います。

因みに以下でも紹介しますが、バフェット氏が経営するバークシャー・ハサウェイ社が現金比率をリーマンショック前の水準に落としており、バフェット自身も今後一時的な相場下落が訪れると見ていることがわかります。

またグロース株投資は自分で行うのは相当経験と知識がないと難しく、行うのであれば以下の方法をおすすめします。

 

バークシャー・ハサウェイ株への投資

いわずとしれた投資界の帝王バフェット氏の運営している投資会社です。

巨人の肩に乗っかってしまおうという手法です。バフェット氏の運営している会社であるバークシャー・ハサウェイ株を買ってしまおうということです。

因みに上記がバークシャー・ハサウェイ株の超長期チャートです。如何でしょう。リーマンショック等各金融危機で下落する局面もありますが非常に綺麗な右肩あがりですね。年率にすると22.3%という驚異的な数値を叩きだしています。

バークシャー・ハサウェイ株は楽天証券やSBI証券でも購入可能になります。

リスクとしては、先程申し上げた相場の下落リスクがありますが、もう一つはバフェット氏と共同経営者のマンガー氏の健康問題です。バフェット氏は既に御年89歳、マンガー氏に至っては御年93歳で、いつ何が起きてもおかしくない状況です。

然も、バフェット氏は大のコカコーラとマクドナルド好きということで、非常に健康が気がかりです。。心から保有銘柄の商品を愛しているのはいいのですが、お体には気を付けて頂きたいところです。

仮にバフェット氏並びに共同経営者のマンガー氏御年94歳の身に何かあろうものなら、二人の見識で成り立っているバークシャー株は大幅に下落することとなるでしょう。

そのリスクは頭に置きながら投資に臨むことをおすすめします。

 

ひふみ投信

今日本で投資信託を買うとするならば、ひふみ投信が最もよい投資先といえるでしょう。

因みに日本の投資信託は質が低く、基本的に全くおすすめできません。理由について興味が御座いましたら、以下記事を参照下さい。

>>暴落を幾度となく経験し不調にあえぐ「ひふみ投信」や「ひふみプラス」の時代は終わった?評判が高かった投信の今後の見通しを含めて徹底評価!

 

代表の藤野さんの目は素晴らしく、右肩上がりの運用利回りを上げています。

青:ひふみ投信
赤:日経平均

運用開始以来の「ひふみ投信」と「日経平均株価」の比較

青は配当無しで2007年からだと5になっていますね。

2012年以降は世界的にも各中銀が緩和的な金融政策を実施し、日銀も大規模緩和を行い景気拡大期がリーマンショックから立ち直り加速していく状況だったので、成長株に心地よい追い風の環境が続いていました。

然しひふみ投信は人気になりすぎてしまったが故に運用資産総額が大きくなりすぎてしまい、元々の小型成長株投資だけの運用が出来なくなってしまいました。上位の構成銘柄は皆さんが知っているような大型銘柄が占めるようになってきています。

その結果として過去3年の成績は日経平均に劣後した動きとなっており、以前のように下落相場にも強いという特徴を失いかけています。

(青:ひふみ投信 赤:TOPIX)

過去3年の日経平均とひふみ投信の比較現時点では大型株中心で殆ど日経平均と同じ動きをする投信となってしまっているので、あえて投資をする意味はないかなと考えています。

投資ファンド

銀行、債券、日本株、海外株と見てきましたが、最後は投資ファンドという切り口から、投資先としての魅力を考察をします。

新興国株式のところでは少し触れましたが、投資ファンドというのは運用のプロに、銘柄選択を委託するという方法です。

顧客の立場からすると「もう手数料払ってお任せするので、勝手に良さそうなところに投資して下さい」というスタンスになります。

 

結論としては、私は優れた投資ファンドに資金を預けるのが最も賢い資産運用のやり方だと考えています。理由は、素人が中途半端な知識で運用しても、長期的に勝ち続けることはまず不可能だからです。

株にしろ債券にしろ、それぞれのフィールドにはそれぞれの世界で何十年も戦っている、トレーディングのプロがいます。彼らは詳細に企業を分析し、詳細に国を分析し、常に非常に高いレベルでの売り買いを選択しています。

金融市場というのはこういったプロと、二流週刊誌の情報を元に株を買うド素人が共存している非常に歪な空間なのです。

偶然保有銘柄が上がることはあっても、素人がにわかの知識で長期的に(例えば30-40年間)勝ち続けることは、まず有り得ません。

逆に言えば、プロが勝てるのはこういった素人を常にカモに出来るからです。

ただ、金融のプロと言ってもこれまたピンキリで、運用自体を委託する投資ファンドの種類によって投資家の勝率は大きく変わってしまいます。投資信託、独立系投信、ヘッジファンドを、それぞれ見ていきましょう。

 

投資信託:20点

まずは投資信託です。

世界広しとはいえ、日本ほど投資信託が流行っている国は無いでしょう。

なんと、日本には現在6,000本を越える投資信託が存在しているそうです。市場平均に連動する商品から、ニッチな市場に集中的に投資するものまで、様々です。

証券会社の勧められるままに何となく投資信託を持っているというパターンをよく見ますが、基本的に投資信託は金融商品として全く魅力的ではありません。理由は以下の点に収束します。

  • そもそも、90%近い投資信託が、運用収益で市場平均を上回っていない。
  • 無数にある投資信託から、上がる商品を選ぶのは容易ではない。実質、運試しのような状態になっている。
  • 投資信託の販売員(証券会社の営業マンなど)は、投資信託を買った客がそのあとちゃんと儲かるかどうかは関係がなく、販売員はとにかく数を売ることで手数料を手に入れるビジネスモデルなので、彼らの話には全く信憑性がない。
  • 実際、投資信託の営業マンで自分の資産を投資信託で運用しているという人はほとんどいない。
  • 投資信託を組成しているアセットマネジメント会社も、収益モデルとして預かり資産に対して固定の手数料を貰っているだけなので、彼らとしても「値上がりする」商品をつくるインセンティブがない。
  • そして、投資信託を組成し、その銘柄選択に責任を持つファンドマネージャーは、ただのサラリーマンであり、投資家としての能力も低い。勿論給料は固定給で、良い投資をする意欲はゼロ。
  • 結果的に、「全く上がる見込みがないがとにかくキャッチーで売れそうな投資信託」が大量に生産されることになっている。それを、知識のない客が買うという構図。

 

これだけ低レベルな投資信託がはびこり国民に浸透してしまっているのは日本の金融リテラシーの低さの現れとも言えるでしょう。

実際、ある程度の資産を保有している資産家や、金融・投資に関しての知見のある人達は自分の資金を投資信託で運用するということは、まずありません。

投資信託の商品としての質の悪さについては他の記事でも詳しく纏めているので、時間のある方は是非ご覧頂ければと思います。

 

 

独立系投信:45点

独立系投信、という言い方は聞き慣れないかもしれませんが、これは大手の系列に属さない投資信託のことです。

有名なところでは、ひふみ投信、鎌倉投信、さわかみ投信、セゾン投信、ユニオン投信、ありがとう投信といったところでしょうか。

これらの独立系投信は、一般的に証券会社や銀行で販売されている商品とは違い、ある程度有名なファンドマネージャーが、それぞれに独自の運用を行っています。大抵のファンドマネージャーは有名なトレーダーを経て独立していますので、その意味では、ただの投資信託よりは運用先として期待が持てます。

しかし、では手放しでおすすめが出来るかと言うと、運用成績としては物足りないところが多いのが実態です。多くの独立系投資信託が、結局市場平均とトントンくらいのレベルで右往左往しています。

独立系投信のリターンの比較青:ひふみ投信赤:さわかみ投信緑:鎌倉投信黄色:ありがとう投信黒トピックス

 

直近の成績で頭一つ抜けているのはひふみ投信で、特に2013年以降の4年間は非常に優秀な利回りを残しました。しかし、ひふみ投信の現在の懸念点としては、余りにも資産総額が大きくなり過ぎた点でしょう。

ひふみ投信は市場から見放されている魅力的な株式に集中的に投資することにより、高い成績を実現してきましたが、今や1,000億円を越えるファンドに成長しており、どうしても大企業を投資対象とせざるを得ない規模になってきています。

結果的に、直近の値動きを見てみると、日経平均株価との連動性が非常に高くなっているのです。いかに優秀なマネージャーがいても、大きくなり過ぎると市場の動きから乖離するのは難しくなる。これは仕方のないことかもしれません。

 

結論としては、ここまで大きくはないが、優秀なファンドマネージャーが運営している、つまり初期の頃のひふみ投信のような投資ファンドを探すのが、投資家として最も旨味があります。これから説明するヘッジファンドのうちいくつかは、そのような非常に魅力的な投資先となっています。

 

 

ヘッジファンド:95点

さて、最後にヘッジファンドですが、これは独立系の投資信託と違い、公募せずに私募で投資家を集めているファンドのことです。

外資系の金融機関等を出た非常に優秀な金融のプロが、限られた投資家の資金を独自に運用している、というのがヘッジファンドの実態です。運用成績は非常に高いものが多いです。ヘッジファンドについては以下の記事で詳しく解説しています。

 

【2021年】日本のおすすめヘッジファンドランキング!投資する際に気をつけたいポイントを徹底解説。
今回は、私の投資の軸を形成しているヘッジファンドへの投資について、ヘッジファンドとはそもそも何なのか、何が優れているのか、 そしてどのよう...

 

彼らは投資信託と違い、ファンドマネージャーが成果報酬という形で報酬を貰っている関係上、能力だけでなく、運用に対しての責任感やコミットメントには目を見張るものがあります。

更に、多くのヘッジファンドは、ファンドの構成員が自らの資産をそのヘッジファンド自体で運用している場合が多く、顧客と投資ファンドの目線が完全に一致しているのです。

 

これは、投資信託と違い、「正真正銘プロに自らの資産を運用してもらっている状態」、と言えるでしょう。私は様々な観点から考えた結果、ヘッジファンドが投資先として最も優れていると考えており、自分の資産も大きくヘッジファンドへと預け入れて運用しています。

しかし、一方でいくつか預け入れるにあたってのハードルが存在することも確かです。

ハードル1:預け入れ最低金額

まず、多くのヘッジファンドは投資するに当たって最低金額というハードルをもうけています。これは高いところで1億円、低いところで1,000万円程度となっています。(まれに1,000万円以下でも投資可能な場合もあり)

この時点で、数十万円から数百万円の投資を考えている人は、彼らに運用を委託するのができないということになってしまいます。これは一つめのハードルです。

ヘッジファンドが投資に当たっての最低金額を設定しているのは、スキーム上、顧客に出来る数に制限がある場合が多いからです。限られた人数しか客に出来ないので、自ずと、出資額の多い投資家を優先する形になります。

ハードル2:発見の難しさ

ヘッジファンドは自社で広告を打ったり、銀行や証券会社と提携して自社製品を販売したりしませんので、偶然発見するということがほとんど起こりません。

よって、知人に紹介してもらう形か、もしくはそういった金融商品に詳しい金融マンなどに聞くことでアクセスするしかありません。

自らある程度能動的に接触しに行かないとヘッジファンドには出会えないのです。これは他の金融商品とは少し違う点と言えるでしょう。

 

ハードルを越えられるのであれば運用先として最適

さて、ヘッジファンドにはこれらのハードルが存在しますが、実際に1,000万円以上と言ったある程度の資金があり、有望なファンドを知っているのであれば、ヘッジファンドに預けるという選択は非常に魅力的なものになります。

こういった、潜在的にヘッジファンドに預けることの出来る人は日本には意外と多く、それに気付かずに数千万円という単位でよく分からない投資信託を買ってしまっている人をみると、私としては非常にもどかしい気持ちになります。やはり日本においてまだまだ認知度の低い商品なのでしょう。

具体的におすすめできるファンドとしては、私の経験から3つをピックしていますので、以下のランキングを参考にしてみて下さい。

 

ランキング

 

ヘッジファンドに投資する際に確認したいこと

ヘッジファンドにアクセスした際には、投資するに当たって、以下の点をヒアリングしておくことをおすすめします。

  • これまでの運用成績 → しっかりと、市場が下がっている時も成績を残しているか
  • ファンドマネージャーの人柄 → 投資家として信頼出来る経験を積んでいるか、これまでの経歴(学歴社歴など)、将来有望か、信頼があるか
  • 営業員の経歴 → どのような営業員か。親身に相談にのってくれるか。
  • 投資戦略 → 過度にリスクをとった手法をとっていないか (管理人としては>本格的なバリュー株投資を基本戦略としているヘッジファンドをおすすめします)
  • 流動性 → ロックアップ期間が長くないか。年に何度引き出しのタイミングがあるか。(通常、年に1度もしくは2度。これ以上引き出しの自由度が高いと、より良い)
  • 最低出資金額 → 1,000万円程度でも出資が可能か

 

https://bmcapital.jp/32975/

1000万円を安全に長期的なスパンで年7%~8%の運用を目指す為のポートフォリオとは?

いままでのことを総括していくつかおすすめのポートフォリオを考えていきたいと思います。このような方におすすめするのは以下です。

先進国債券投資300万円米国連動ETF・投資信託200万円ヘッジファンド500万円

想定利回:7%~8%
想定リスク:1%~2%

兎に角、安定性を重視したポートフォリオです。若干株価が高値圏なので米国連動ETF・投資信託の割合を抑えておりますが、下落した際には債券との比率を入れ替えるのがいいでしょう。

先進国の債券投資や、米国連動ETF・投資信託は証券会社経由で手軽に購入することが出来ますが、ヘッジファンドに関しては上でも書きましたが、能動的に問い合わせすことでしか接点を持つことが出来ません。以下管理人おすすめのファンドランキングを、参考にして頂ければと思います。

資産を飛躍的に増やす方法は明確に決まっている

 

ランキング

資産を大きく増やすにはどうすれば良いのでしょうか?

マザーズの小型ベンチャー株に思いっきり資金を投入。一か八か、株価が急騰を願ったり、信用取引でレバレッジを思いっきりかけてみるのも良さそうです。仮想通貨の草コインも人生一発逆転があるかもしれません。

断言します。上記のような思考の方は一生資産が増えません。そもそも一発の取引で大儲けを狙えるというのは、同じく容易に資金を溶かす可能性も高いということです。そんなものは投資とは言えません。投機と考えても質が低いです。もう少し丁寧に資産の扱い(延いては人生)を考えてみましょう。思考をガラリと変えてみましょう。

 

大事なのは「リターンが小さくても確実にプラスを、時間をかけて積み重ねていく(複利を生かす)」ことです。世界一の投資家であるウォーレン・バフェット氏も投資で最も大切なのは以下の2つのルールとしています。

 

  1. 絶対にお金を損しないこと。
  2. 絶対にルール1を忘れないこと。

 

資産運用の重要性

この「損をしない」「プラスリターンを確実に積み重ねていく(複利を生かす)」という重要性を理解したところで資産運用は始まります。好きな企業の株、高配当・優待目当てのどういうわけか資産が増えない運用方法はやめましょう。クラシック且つ質実剛健な資産運用を行なっていくべきです。

私も資産運用歴はもうかなり長いです。そしてこの思考に辿り着き、プラスリターン×複利運用を実施してからの資産増加スピードは圧巻でした。この哲学を実践している、私のポートフォリオに入っているファンドも今回まとめてみました。ぜひ参考にしてみてください。

 

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