2020年高いリターンを出し評判となった「グローバルAIファンド」を徹底評価!為替ヘッジは「有り」と「無し」のどちらがよい?

グローバルAIファンドはコロナショックで株式市場が暴落した2020年3月から2020年末までに基準価格を3倍にした時流に乗った評判の投資信託です。

当サイトでは様々な投資信託を分析してきましたが、グローバルAIファンドの昨年の成績は群を抜いておりますね。

 

本日はどうファンドに対して主に以下の二点をお伝えしていきたいと思います。

  • どのような特徴を持った投資信託なのか?
  • AI産業の将来的な可能性
  • 為替ヘッジありと無しだとどちらがよいのか?
  • 現在2021年時点で投資をするのは投資妙味があるのか?

 

グローバルAIファンドの特徴とは?

それではまずグローバルAIファンドの特徴について見ていきましょう。

投資対象企業は世界のAI関連企業

名前の通り「グローバルAIファンド」は世界のAI関連企業に投資をする投資信託です。

以下のようなAIの進化や応用によって高い成長が期待される企業の株式に投資を行います。

  • ロボティクス
  • フィンテック
  • IoT
  • セキュリティ
  • VR
  • 自動運転

 

運用はアリアンツ・グローバル・インベスターズが担当するため手数料が高い

グローバルAIファンドを売り出しているのは三井住友DSアセットマネジメントですが、実際に運用するのはアリアンツ・グローバル・インベスターズとなっています。

アリアンツは世界最大級の保険会社でグローバルにう資産運用業務をおこなっています。

アリアンツ・グローバル・インベスターズとは?

関係者が多くなると手数料が高くなるのは世の常です。グローバルAIファンドの手数料は以下の通りとなっています。

購入手数料:3.3%(税込)
信託手数料:年率1.925%(税込)

初年度は5%の手数料が発生するということですね。

組入上位10銘柄

組入銘柄は75銘柄ですが、以下の通り上位10銘柄は米国の企業で独占されています。皆さんも知っている企業が結構入っているのではないでしょうか?

銘柄 組入比率 簡単な説明
ロク
(米国)
7.4% TVストリーミング・プラットフォームを運営。
テスラ
(米国)
5.2% 世界最大の電気自動車メーカー。昨年株価は大躍進。自動車からの画像処理データを処理しニューラルネットワークのトレー二ングを超高速に行うように設計。
アマゾン
(米国)
3.7% オンライン小売世界最大手企業。近年はクラウド企業としても躍進。
アップル
(米国)
3.7% iPhoneやMacを販売。
スナップ
(米国)
3.6% SNS会社。写真や動画などを送受信できるモバイルカメラアプリ等を販売・開発。
GE
(米国)
3.3% グローバルに展開する技術・メディア・金融サービス会社。
FB
(米国)
3.1% 世界最大のSNSを運営。視覚障害者向けに共有された写真の説明文を自動成績するシステムの大幅なアップデートを発表。
ウォルト
ディズニー
(米国)
3.0% エンタメ会社。事業全体にわたりAIに多額投資。
ブロードコム
(米国)
2.7% ネットワーク用半導体製品を提供する大手企業。世界初の最新世代WiFi 6E対応スマートをサムスンより発売。
マーベルテクノロジー
(米国)
2.6% 米国の半導体メーカー。様々な機器に組み込まれる生業装置用の半導体製品を開発。
10社合計 38.3%

 

米国のハイテク企業を中心に組み入れているということがわかりますね。国別構成比率でも約90%が米国企業となっています。

組入上位国 構成比率
米国 88.9%
オランダ 1.6%
カナダ 1.4%
台湾 1.4%
日本 1.0%

 

為替ヘッジありを選択するべきか?

グローバルAIファンドは為替ヘッジ有りか為替ヘッジなしを選択することが可能です。

為替ヘッジなしであればドル円レートが上昇するとリターンが増大し、反対に下落するとリターンが悪化します。

 

筆者としては2021年3月現在、景気が本格的に再開する期待が高まり米国の金利が上昇していくことが想定される局面ではドル高円安になると考えています。

そのため、現時点では筆者なら為替ヘッジなしを選択します。

 

為替ヘッジをすれば為替変動のリスクは抑えられますが反対に日米の金利差分だけコストを支払うことになります。FXでスワップポイントを支払ったり受け取ったりしている人であればイメージしやすいですね。

為替ヘッジをするということは日本より金利が高い米国のドルを売るので米国と日本の金利差分を支払わないといけないのです。

2020年初までは日米の金利差は大きかったのですが、コロナショックを経て殆ど金利差はなくなっているのでヘッジコストは現在殆どないと考えてもいいでしょう。

米ドルのヘッジコスト

まとめると、

為替リスクとってリターンを追求したいのであれば為替ヘッジなしにして、為替リスクを取りたくないのであればヘッジコストも低いので為替ヘッジ無しにしても問題はないということですね。

AI産業の将来的な可能性

AIはまさに昇り竜の産業であり2025年までに市場規模は以下の通り増大することが見込まれています。

IoT 3.9兆ドル-11.1兆ドル
モバイルインターネット 3.7兆ドル-10.8兆ドル
知識労働の自動化 5.2兆ドル-6.7兆ドル
クラウド技術 1.7兆ドル-6.2兆ドル
先端ロボット 1.7兆ドル-4.5兆ドル

参照:AI事業の展望

また、2025年までのAI関連企業の売上高は年率平均43.7%上昇することが見込まれています。わずか7年間で13倍と凄まじい成長力が見込まれている産業ということですね。

AI企業の売上高の推移

2020年代に間違いなく旬な事業領域であるということができるでしょう。

グローバルAIファンドの運用成績を紐解く

それでは肝心なグローバルAIファンドの成績について見ていきたいと思います。以下はヘッジ無しの成績でみていきます。

コロナショック後に大幅上昇

グローバルAIファンドは2017年の運用開始後から堅調に推移していきましたが、コロナショック後から明らかに角度を変えて急騰してきています。

グローバルAIファンドの基準価格の推移

コロナを機にテクノロジー銘柄のサービスに対する需要が高まり利益が続伸し株価もうなぎのぼりに上げていきました。

以下は米国の代表的な指数であるS&P500指数との比較ですが、青色のグローバルAIファンドが圧倒していますね。

グローバルAIファンドとS&P500指数の比較

 

ただバリュエーションが高くなり長期金利上昇の影響をうけ暴落懸念が強まっている

ただ、現在は株価が急騰しすぎたためにPER等のバリュエーションが非常に高くなっています。

重要指標PBRとPERとは?株式投資における重要指標をわかりやすく解説する!

 

そのため2021年2月末から大幅に調整して1月で10%以上下落しています。

青:グローバルAIファンド
赤:S&P500指数

 

直近半年のグローバルAIファンドの暴落

そして、この傾向は続く可能性があります。PERが高いグロース株は長期金利が上昇すると売り込まれます。

 

長期金利が上がると将来の利益の割引現在価値が減少するため、現時点での企業価値が下落するためです。

現在米国の長期金利が上昇している局面で、更に経済再開の見通しがたってくるとインフレ懸念から更に長期金利が上昇していくことが想定されます。

 

以下は現在の米国10年債長期金利ですが右肩上がりとなっています。この長期金利上昇がハイグロース株に対して大きくのしかかっているのです。

上昇する米国の長期金利の推移

事業が魅力的だからといっても、既に高い価格で取引されている銘柄は必ずしも素晴らしいパフォーマンスを出すとも限らないのです。

現時点でのグローバルAIファンドに投資するのは筆者は控えたいと思います。

まとめ

グローバルAIファンドについて纏めると以下となります。

  • AI関連企業に投資
  • 運用はアリアンツグループが担当
  • 手数料は非常に高い
  • 米国テクノロジー企業が9割AI企業の
  • 売上は年率50%近い上昇が見込まれている
  • コロナショックで業績と株価が躍進した
  • しかし現在はバリュエーションが高い
  • 米長期金利の上昇が警戒水準
  • 今投資するのは非常に勇気がいるタイミング

以下では安定的に資産を形成していくことができる長期投資に適した投資先をランキング形式でお伝えしていますので参考にしていただければと思います!

資産を飛躍的に増やす方法は明確に決まっている

 

ランキング

資産を大きく増やすにはどうすれば良いのでしょうか?

マザーズの小型ベンチャー株に思いっきり資金を投入。一か八か、株価が急騰を願ったり、信用取引でレバレッジを思いっきりかけてみるのも良さそうです。仮想通貨の草コインも人生一発逆転があるかもしれません。

断言します。上記のような思考の方は一生資産が増えません。そもそも一発の取引で大儲けを狙えるというのは、同じく容易に資金を溶かす可能性も高いということです。そんなものは投資とは言えません。投機と考えても質が低いです。もう少し丁寧に資産の扱い(延いては人生)を考えてみましょう。思考をガラリと変えてみましょう。

 

大事なのは「リターンが小さくても確実にプラスを、時間をかけて積み重ねていく(複利を生かす)」ことです。世界一の投資家であるウォーレン・バフェット氏も投資で最も大切なのは以下の2つのルールとしています。

 

  1. 絶対にお金を損しないこと。
  2. 絶対にルール1を忘れないこと。

 

資産運用の重要性

この「損をしない」「プラスリターンを確実に積み重ねていく(複利を生かす)」という重要性を理解したところで資産運用は始まります。好きな企業の株、高配当・優待目当てのどういうわけか資産が増えない運用方法はやめましょう。クラシック且つ質実剛健な資産運用を行なっていくべきです。

私も資産運用歴はもうかなり長いです。そしてこの思考に辿り着き、プラスリターン×複利運用を実施してからの資産増加スピードは圧巻でした。この哲学を実践している、私のポートフォリオに入っているファンドも今回まとめてみました。ぜひ参考にしてみてください。

 

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