「BMキャピタル」は筆者が最も大きなポーションを占めている投資先です。
筆者は2015年という、比較的早期からBMキャピタルに投資を行い8年間のお付き合いとなっています。
ヘッジファンドは日本ではなかなか多くの人の目に触れることが少ないことから、怪しいのではないかと不安に思われている方も多いことと思います。
人間は未知のものに恐怖心を抱くものですからね。しかし、グローバルでみると特に富裕層の間では一般的な投資先になっています。
特に2022年からのインフレが発生し株式と債券が同時に落ちる時代に突入してからは安定したリターンを見込める第3の選択肢を模索している方も多いかと思います。
ヘッジファンドの特徴としては暴落を乗り越えながら安定した右肩上がりのリターンをだしていることがあげられます。
まさにヘッジファンドは第3の選択肢として有望であり、実際に機関投資家もヘッジファンドをポートフォリオにふんだんに組み入れています。
今回紹介するBMキャピタルはまさに上記のようなリターンを実現して安定して顧客の資産を増やし続けています。
BMキャピタルは設立から10年以上経過し運用資産額は200億円になり日本最大のヘッジファンドとなっていることが安定した運用成績を残し続けていることの証左ですね。
成績の悪いファンドや詐欺的なファンドは立ち上がってはすぐ消えていきました。
しかし、本物であるBMキャピタルは運用資産額も基準価額も増加しつづけています。
今回はBMキャピタルについて実際に投資家である筆者の目線から以下の点について詳しくお伝えしていきたいと思います。
本日お伝えするポイント
- なぜ、BMキャピタルに投資することになったのか?
- ヘッジファンドとしてのBMキャピタルの運用スキームとは?
- 運用手法や運用実績とは?
- BMキャピタルの口コミとは?
- 実際に出資する方法とは?
筆者がBMキャピタルに投資を行なった契機
実際に、筆者が最初に投資した2015年時点ではBMキャピタルの認知も低く、当時の私の状況でなければ投資できていなかったかと思います。
筆者が最初にBMキャピタルに投資をした契機は勤務していた総合会社の先輩からの紹介でした。
先輩が資産運用を始めたという話を聞いて投資先を聞いたところBMキャピタルの名前がでてきたのです。
丁度、筆者としても結婚までに資産を増やしたいという思惑もあったので詳しく話しを聞いて見ることにしました。
すると、本当に偶然だったのですが、筆者が東京大学の在学時に起業サークルでお世話になっていた先輩が独立して運用しているファンドだったのです。
ファンドマネージャーは事業も行っており、起業サークルも立ち上げていました。しかし、それだけでなく東京大学の株式投資サークルに在籍していたのを思い出しました。
実際に学生時代から起業しており、事業で稼いだお金で自己資金で投資を初めて研究の結果再現性があり継続的な投資手法を確立していたそうです。(これは後でお伝えします)
その後、同氏は外資系金融(英国バークレイズ証券)に勤めながら密かに研鑽を積み、退職後に知り合いの経営者や親族の資金を集めて本格的に運用を開始していたということを知りました。
筆者の3つ上の方なので筆者が大学1年生の時に偉大な4年生の先輩という存在でしたが、社会に出てからも存在感を更に増しており驚いたのを覚えています。
尊敬できる先輩が運用するファンドということで資産を預けてみることにしたのが始まりでした。
どうせ運用を行うなら素人の自分が買うより、自分が天才と認めている人物に預けた方が合理的ですからね。
今では200億円近い運用を行うファンドへと成長しており、上場企業役員に名を連ねるなど名声を高めているのは同氏の手腕のなすところだと思います。
実際にファンドの担当者の方に会って、どのような人物なのかを写真を含めてご覧いただくと分かるのですが、所謂天才気質の東大卒という雰囲気が漂っているのが伝わります。
東大卒も実はピンキリですが、その中でもずば抜けていると感じたものです。
BMキャピタルに預けてみた結果と感想!運用利回りは?
預けて10年間経過した感想ですが、資産は2倍以上に増えています。筆者が最も信頼を置いているファンドとなっています。
一番筆者がBMキャピタルを評価しているのは「下落耐性の強さ」です。以下はBMキャピタルの公式ホームページですが、まさにその通りの成績を上げてくれています。
皆さんも、一番資産運用を行う時に重要視するのは元本の安全性なのではないでしょうか?
私もそうです。含み損を抱えていると普段の生活にも支障をきたすので個別株投資でも10%以内で損切りを励行しています。
実際に、日本人は金融資産の60%近くを預金に置いているということからも伺い知れます。大切なお金をできる限り守ることが重要なのは言をまたないでしょう。
BMキャピタルは四半期毎に運用レポートを出しています。筆者が投資してから幾度となく相場の下落局面を迎えました。
株式相場なので、常に試練はあります。市場から参加者が消えていくのはこの試練に耐えられないからです。
しかし、確かに少し下落することはありますが、市場の下落に比べると大幅に小さく、半年ベースでマイナスになることは、ただの一度もなかったのです。
TOPIXや人気のひふみ投信が下落するような局面も殆ど無傷で運用してくれました。更に2020年にTOPIXが40%近く下落したコロナショックも無傷で乗り切っていました。
歴史が証明している、確立された投資手法を実践し成果を出す点は非常にアカデミックで、洗練された運用を行っていると言えます。
この安全性を確保しながらも、着実に年率にして10%程度のリターンを安定してもたらしてくれたのは安心感がありました。
そして、守備面だけでなく見逃せないのが運用利回りです。会社としての運用利回りは平均10%を超えています。
預金にしていたら1%程度しか増えていないことを考えると大きな差ですね。安全性を重視しながらも着実に資産を増やしていってくれるのがBMキャピタルの強みであるといえるでしょう。
なぜ、このような運用ができているのかという点については運用手法の欄でお伝えしようと思います。
そもそもヘッジファンドとは?投資信託と何が違うの?
BMキャピタルはヘッジファンドなのですが、そもそも投資信託と何が違うか疑問に思われている方も多いと思うので説明します。
ヘッジファンドは絶対収益型の運用方針に則って投資をおこなうファンド形態です。絶対収益型とは、株式市場が下落局面でも収益を狙っていく方針ということです。
以下をご覧いただきたいのですが世界株式が軟調に推移した2000年代前半では寧ろ大きな運用をだしており、リーマンショックも比較的軽傷で乗り切っています。
投資信託に預けていたら、基本的には市場が暴落となった時に大きな損失を被る結果を招いてします。このように運用の方針が全くことなるという点が最も大きな相違点です。
また、プロに一任してお任せしておけば良い点もヘッジファンドの魅力的な点です。投資信託は日本株なのか、米国株なのか、債券なのかといった点を自分で選択する必要があります。
しかし、ヘッジファンドではファンドマネージャーにお任せするだけで大丈夫です。つまり腕利きのプロに任せて放置しておけばよいというのが魅力的な点の一つですね。
ファンドマネージャーは東京大学卒で外資系金融機関出身
先ほどお伝えした通り、ヘッジファンドにおいて最も重要なのはファンドマネージャーがどのような人かという点です。
最初にお伝えした通り、ファンドマネージャーは東大の中でも名を轟かせていた方が担当しています。簡単に冒頭を復習すると以下の通りとなります。
↓
英国の一流金融機関であるバークレイズで研鑽を積む
↓
BMキャピタルを創業
一言に東大といってもピンキリですからね。私のようにただの東大生と彼は別世界の住人です。
実は日本の中で東大ほど上下の格差がひどい大学はありません。一番下は東大になんとか入れた人たちですが、上はノーベル賞級の神たちが存在しています。
間違いなくBMキャピタルのファンドマネージャーは神々の一人にカテゴライズされる方です。
問い合わせて営業の方から話を聞いてみればすぐに理解できるかと思います。
ファンドマネージャーが事業家としての経験も積んでいることは後でお伝えする「物言う株主」戦略を実行する上でも非常に重要になってきます。
経営のセンスがないと「物言う株主」戦略は実行できないからです。企業価値を自ら引き上げるには引き上げ方を知っている方でないと実現できませんからね。
BMキャピタルの運営形態とは?ポンジスキームではないかを検証
BMキャピタルはファンドという形態で運用しています。ファンドというのは投資家から集めた資金を投資して、投資して得られたリターンを投資家に分配するという仕組みです。
一言にファンドといっても様々なファンドがあります。投資信託もファンドですね。投資信託は公募ファンドと言われていますが、BMキャピタルは私募ファンドとして運用されています。
投資信託は金融庁から認可される形で運用しているので信頼感があります。ただ、BMキャピタルは合同会社の社員権の販売という形で資金を集めている私募ファンドです。
別の言い方ではヘッジファンドと言われる形態で運用しています。
合同会社の社員権の販売という点をもって怪しいのではという警戒される方もいらっしゃると思います。
筆者私も疑問に思ったらしらべるクチなので出資する際に調べてみました。すると弁護士や行政書士も認めているしっかりした合法な運用形態であることがわかりました。
株式や債券等、「有価証券」そのものでなくても、金融商品取引法上のみなし有価証券の私募については原則として金融商品取引業の登録が必要です。
しかし、合同会社が自らの資金調達のため、社員権を自ら募集又は私募する行為は、金融商品取引業の登録を受けずに行うことができます(金融商品取引法2条8項7号参照)。
これが、「合同会社の社員権募集スキームが金融商品取引法の登録の例外」といわれるゆえんです。
合同会社の社員権を、自ら販売する場合には、金融商品取引業の登録が必要がありません。そのため、資金調達の手段として、合同会社の社員権販売が行われているのです。
参照:弁護士「中野秀俊」
そもそも西友やアマゾンジャパンも合同会社という形態で事業を運営しています。合同会社への出資だからというだけで怪しいというのは早計です。
欧米の有名ヘッジファンド(シタデルやサイオンマネジメントなど)もLLCで合同会社形式で運用しており、ヘッジファンド業界では一般的ですね。
ちなみに直近ではJR九州が地域特化型ファンド「合同会社 JR九州企業投資」を設立しています。
日本の大企業もファンドを組成するために活用しており一般的なスキームであることが分かりますね。
コラム:ポンジスキームではないのか?
私募ファンドに投資をする際に気をつけないといけないのはポンジスキームであるかどうかということです。
ポンジ・スキームとは、詐欺のなかでも特に、「出資してもらった資金を運用し、その利益を出資者に(配当金などとして)還元する」などと謳っておきながら、実際には資金運用を行わず、後から参加する出資者から新たに集めたお金を、以前からの出資者に“配当金”などと偽って渡すことで、あたかも資金運用によって利益が生まれ、その利益を出資者に配当しているかのように装うもののこと。
参照:weblio
要は運用は行わずに、新たに出資した投資家の資金を既存の投資家に分配することで、当面の間利益がでているかのように見せる詐欺です。
新規の投資家が出資する金額が十分なうちは、このスキームが回りますが新規投資家からの出資金が既存投資家への分配金を下回る局面で蒸発します。
この段階でファンドに残っている資金をポンジ運営者が持ち逃げをするわけです。
ただ、BMキャピタルは間違いなくポンジスキームではないと言えます。理由は3つあります。
ポンジスキームの特徴としては以下が上げられます。
ポンジスキームの特徴
- 月利数%や年率50%以上など過大なリターンを喧伝している
- 運用年数が数年未満
- 解約することができない(抽選性等)
1番目に関しては、誇大広告で新規投資家から出資金を集めるために行われます。ただ、BMキャピタルは先ほどお伝えした通り年率10%程度のリターンと堅実なリターンを上げています。
2番目に関しては、ポンジスキームは長続きしないので数年以内に蒸発します。
しかし、BMキャピタルは2013年から運用10年目に突入しています。ここまで長い期間ポンジスキームを行うことは不可能です。
3番目に関して、ポンジスキームが一番恐れるのは既存投資家が元本を解約して引き出すことです。しかし、BMキャピタルは四半期毎に解約をいつでも行うことができます。
筆者の知り合いでも実際に住宅購入で必要になった時に引き出している事例を知っているので安心感があります。
ポンジスキームを行っているファンドであれば資産運用は全くしませんが、BMキャピタルにはきちんと株式投資をしている決定的な証拠があります。
こちらは三京化成株式会社の大株主の状況です。四半期報告書に明記されておりBMキャピタルが真面目に株式投資を行っているのは疑いようのない事実なのです。
筆者としても毎期のレポートをみて投資銘柄について研究しているので自身をもってポンジスキームではないと断ずることができます。
BMキャピタルの運用手法はバリュー株投資!
ヘッジファンドと聞くと、映画マネーショートのように市場の先行きを予想して大きなリスクをとるようなイメージを持たれている方が多いかと思います。
しかし、そのような投資方法は大きなリターンをもたらすこともありますが、反対に大きな損失を出すこともあります。投機的な取引なのです。
このような投資をおこなっていると下落耐性が強く安定したリターンを叩き出すことができません。
実際、マネーショートで取り上げられていたファンドも最終的に巨額のリターンをだしていましたが、一時期40%のマイナスを出す局面もありました。
BMキャピタルでは投機的な取引は行っていません。投機的な取引を行なっているのであれば筆者は投資をしていません。安定的な資産形成が目的だからです。
筆者は投資に関心があることから、BMキャピタルから送られてくるマーケットレポートを熟読しているのですが投資手法は堅実そのものでした。
BMキャピタルが実行しているのはバリュー株投資です。バリュー株投資は企業の価値に対して割安に放置されている銘柄に投資を行うという手法です。
バリュー株に対する投資手法として企業の成長性に注目して投資を行うグロース株投資があります。
バリュー株投資は現在の状況をみて企業の価値を判断します。
BMキャピタルが採用するベンジャミングレアム流のバリュー株投資は現在のバランスシートを精査して銘柄を選定しているので不確定要素を極力排除しています。
一方、グロース株投資は未来の収益の伸びを想定して割安かどうかを判断するので不確定な未来を想像する必要があります。
グロース株相場とバリュー株相場は交互に訪れます。直近はグロース株相場が続いたことから、今後バリュー株相場が訪れることが想定されます。
(以下のグラフで青色がバリュー株相場で橙色はグロース株相場です。)

バリュー投資vsグロース株投資
右端が途切れて分かりにくいですが2022年からはバリュー株相場に移行しています。まさにBMキャピタルのターンが来ているといえるでしょう。
BMキャピタルの組み入れ銘柄の特徴とは?「物言う株主」となりバリュー株投資を加速!
ただ、BMキャピタルのバリュー株投資は通常のものとは違います。非常に緻密にかつ手間をかけて精度を高めておこなっています。
BMキャピタルでは企業が今なにを保有しているかということを表すバランスシートから考えて現在の株価が著しく割安な銘柄を狙い撃ちします。
ただ、巷で行われている低いPBRの銘柄に投資をするというような安易なものではありません。
企業が保有している資産や負債の内容まで精査して、超保守的に見積もった絶対に崩れない価値だけで株式価値よりも高い銘柄を厳選しています。
具体的には絶対にゆるがない現金性資産から総負債を差し引いた純現金性資産だけで時価総額を上回っている銘柄に投資を行っています。
企業が保有する資産の中には不確かな価値をもつ資産が数多く存在しています。それらを一切除外して現金性の資産から全ての負債を差し引いたものを純現金資産とします。
純現金資産だけで企業の価値である時価総額を上回る圧倒的に割安な銘柄を仕込んで利益を得ることを狙って投資していくという手法を取っています。
わかりやすく図解します。通常、株式会社の価値は以下の図で理論的に導かれます。
保有している純資産に今後得られるCFの割引現在価値を足し合わせるというものです。理にかなっていますよね。
BMキャピタルは上記の中から不確定な要素を徹底的に削ぎ落として、たしかに確実にあるもののみで時価総額より安い金額で取引されている銘柄に投資を実行します。
不確定な要素とは今後得られる利益と資産価値を性格に算出できない設備や商品などの資産を指します。
これらを削ぎ落として保有する現金や有価証券から総負債を差し引いた純現金性資産だけで時価総額を上回る銘柄を探索しているのです。
このような銘柄は例えるなら現金で500億円保有している銘柄の時価総額が300億円で取引されているというような銘柄です。
買った瞬間に200億円の含み益がでるような銘柄を選定しているということです。明らかな株式市場のミスプライシングを狙い撃つということですね。
このような銘柄はあまり存在しないのですが、日本は上場企業数が多すぎて明らかなミスバリューが小型株で発生しています。
誰にも注目されていないお宝にスポットライトを当てて投資をしていくわけです。
株価は短期的には本質的価値から外れた動きを行いますが、長期的には本質的価値に収斂していくという法則があります。
今、市場がミスプライシングをして明らかに割安に放置されている銘柄に投資をして本質的価値に収斂する過程で利益を確定していくという正道かつ王道の投資を行っています。
更に投資をしてから上昇するまで放置をするわけではありません。資金力を生かして投資を行い大株主となり「物言う株主」として経営幹部に働きかけて株価を上昇させる手伝いを行います。
明らかに割安に放置されている銘柄というのは市場から注目されていないことが大きな原因となっています。
そのため、現金を留保している企業には自社株買や増配を行うことを実行させて、市場からの注目を集める活動を積極的におしすすめているのです。
まさにこれがファンドマネージャーがファンドとして運用している要因とのことで、資金力があるからこそ経営に物申すことができるのです。
つまり、BMキャピタルは王道の投資を行いながら個人では行うことが出来ない積極的な投資を行なっているということになります。
この堅実かつ積極的な投資手法が下落耐性の強さと安定したリターンの源泉になっているのです。
今後はインデックス投資や日本の大型株への投資のリスクは高い
2020年から2021年に発生した金融緩和によるバブル相場でインデックス投資が流行りました。特に米国のインデックス投資に熱狂する方が多いですね。
2022年に米国株自体は下落しましたが円安が発生したことで日本のインデックス投資家は下落を味わうことなく過ごしています。
2023年は株の反発と為替の再びの急激な円安によって大きなリターンが出た方も多いでしょう。
しかし、これはリターンを先食いしているにすぎません。2024年以降は株が下落し為替も円高に修正する可能性が高くなっています。
米国株 | 為替(ドル円) | 総合 | |
2020年〜2021年 | ↑↑ | → | ↑↑ |
2022年 | ↓↓ | ↑↑ | → |
2023年 | ↑ | ↑ | ↑↑ |
2024年〜2025年(予想) | ↓ | ↓ | ↓↓ |
今までリーマンショック後から金融緩和を継続して行ってきたことの後遺症が2021年末から出始めました。
皆さんも体感されているかと思いますがインフレです。1970年代以来の高インフレが発生したことで金利も急上昇しています。
金利の上昇によって2022年に株価は下落していきました。
株価が下落したものの日米金利差の拡大によってドル円が急上昇しているので、なんとか円建のパフォーマンスをみると横ばいで推移しました。
しかし、2024年からは高い金利と高いインフレ率の責め苦に遂に米国経済が白旗をあげて景気後退に陥っていきます。
すると、株が下落するなかで金利も低下してドル円も下落するダブルパンチを食らうことになります。
そして、そこでFRBが再び金融緩和に転じるとインフレ2波が確定して暗黒の10年間を迎えることになります。振り出しに戻りますからね。
実際現在と同じインフレが発生した1970年代は3回にわたってインフレが押し寄せました。

米国の1950年以降のインフレ率の推移
結果として1970年代は株式市場は横ばいで推移しました。その間、インフレが発生しているので実質で考えると大幅マイナスですね。
今後、インデックス投資は厳しい冬の時代を迎えることが想定されます。
米国株と連動性の高い日本の大型株に投資をしている場合も同じです。ほとんど米国株指数と日経平均は連動しているので同じ運命を辿ります。
一方、BMキャピタルは株式市場の影響をうけにくい外国人が売買せず海外売上比率が少ない小型株を投資対象としています。
そのため、市場の荒波の影響をミニマイズしながらアクティビスト投資を実践して高いリターンを追求していくことが可能な点もポジティブなポイントですね。
BMキャピタルの口コミや評判
それでは、実際にネット上ではどのような口コミとなっているのかをみていきましょう。
日本にもヘッジファンドはあって、BMキャピタルなんかは有名どころ。 2013年から運用開始で、チャイナショック、コロナショックも乗り切って2020年もプラス‥過去マイナス0回。さっきHPなんとなく見てたら、会社の信条に「損失を出さない事」って書いてあった‥やっぱり守りなんですね(・_・;
さっきヘッジファンドBMキャピタルと面談してきた。 3年前に1回して以来2回目。成績ずっといいし投資することに。 怪しんだ過去の自分に後悔・・
基準を与えるようなこういう記事は本当に良くない。 こうやって視野を狭めさせ、利率だけで詐欺と判断させることが間違ってる。 日本にも年利10%を超えるヘッジファンド(bmキャピタル)とかあるし、海外のヘッジファンドでも優秀なものはたくさんある。 ただ一口の1,000万など高いのが実情。
他にも少し古い内容にはなりますが以下のような口コミサイトも存在していました。
BMキャピタルの税金とは?
BMキャピタルの税金は投資で得た利益に対してキャピタルゲイン課税ではなく、総合課税が課されます。
総合課税制度とは、各種の所得金額を合計して所得税額を計算するというものです。
参照:国税庁
以下が総合課税の税率です。
例えば給与所得を500万円として、BMキャピタルでの利益を100万円とします。
すると20%の所得税が課されます。(本来のキャピタルゲイン税と同じですね)
そして例えば利益が500万円とした場合、一回で引き戻す必要はありません。
毎年5分の1ずつ利益を確定していけば100万円ずつの利益となるので税率を抑えることができます。
なぜ最低投資金額が1000万円?1000万円未満でも投資可能?
BMキャピタルのHPをみると最低出資金額は1000万円となっています。これには疑問に思われた方も多いかと思います。ただ、海外のヘッジファンドでは1億円や5億円が最低出資金額となっていることを考えると良心的と考えることもできます。
では、なぜヘッジファンドは最低出資金額を設けているのでしょうか?
この点については投資をする際に筆者も聞いて納得したので、以下でお伝えしていきたいと思います。
ヘッジファンドでは各顧客に対して営業員が担当としてつきます。
ファンドの様子や疑問点は営業員経由で聞くことができます。つまり、一人一人を大切な出資者として扱っているということが言えます。
そのため、顧客管理コストという点でも、運用に集中するという観点からもできる限り出資者は大口に絞りたいということだそうです。ファンドが顧客サービスを維持しながら運用に集中するという観点から考えると当然のことといえば確かに当然ですね。
ただ、2015年の筆者もそうだったのですが、どうしても1000万円が用意できないという方は1000万円未満の出資金でも投資することができます。
実際、筆者も最初に投資した際は500万円でしたからね。その後は運用結果に満足したので徐々に増資をしていきました。
最低出資金について不安のある方は営業員の方に相談してみるとよいでしょう。意外に融通を利かせてくれることもあります。
楽天証券やSBI證券で投資できる?BMキャピタルの申し込み方法について解説
ではどのようにBMキャピタルに投資をすれば良いのか気になる方もいらっしゃると思います。
投資信託であれば楽天証券やSBI證券で投資をすることが出来ます。
しかし、BMキャピタルは私募ファンドなので証券会社経由で購入することはできません。
先ほどお伝えした通り出資者一人一人に説明を行なった上で納得してもらった上で投資をするという形式で運営されています。
逆に投資信託はどのような投資信託か理解せずに投資している方が殆どですよね。むしろ、しっかり説明を受けられる方が安心感があります。
問い合わせを行い話を聞いて、疑問点をぶつけた上で納得がいけば投資してもよいですし、納得できなければ出資を断るという流れになります。
今であれば、私なら以下を確認します。(他ファンド検討の際に聞く内容です)
良ければ参考にしてみて下さい。
- ファンドマネジャーの過去の経歴(ヘッジファンドなど成果を出すファンドでマネジャーの経歴が平凡であることはほぼありません)
- ファンドの過去の実績
- ロックアップ期間など
- 担当者や運営メンバーの経歴など