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投資して失敗した?出金できなくてやばいと話題のエクシア合同会社をBMキャピタルと比較しながら徹底評価!

投資して失敗した?出金できなくてやばいと話題のエクシア合同会社をBMキャピタルと比較しながら徹底評価!

ヘッジファンド投資をしている方の中には「エクシア合同会社」にたどり着いて検討している方も多いのではないでしょうか?

「ヘッジファンド おすすめ」と検索すると、BMキャピタルと共に名前が出てくるのがエクシア合同会社です。最近は六本木の交差点にも看板を出していますね。

エクシアの広告

 

では実際、エクシア合同会社はどのようなファンドなのか?投資する妙味があるのか?

という点について、筆者の投資しているBMキャピタルとの比較を通じてお伝えしていきたいと思います。

筆者としてはエクシア合同会社疑惑をもっているので。是非ご覧いただければと思います。

 

エクシア合同会社とBMキャピタルの概要

エクシア合同会社(EXIA)の会社概要

商号 エクシア合同会社(旧エクシアジャパン)
本社所在地 東京都港区六本木3-2-1 住友不動産六本木グランドタワー15階
代表 菊地翔
設立 2015年
事業概要 1.企業向け事業性融資事業
2.個人向け投資不動産用融資事業
3.プライベート・エクイティ(PE)投資事業
4.外国為替証拠金取引等 CFD 取引での投資事業(自己資産運用)

 

エクシア合同会社はFXでの運用と聞いていました。

HPを見る限りでは企業向け事業性融資事業、個人向け投資不動産用融資事業、PE投資事業など、かなり事業性の高いものになっているのでしょうか。

設立は6年目となっており比較的新しい会社ですね。

資産運用を同社にお願いするというよりは、各種事業への資金援助によるリターンを期待するという方針になりそうですね。

 

BMキャピタルの会社概要

BMキャピタルの運用のイメージ

BMキャピタルについては、すでにまとまった記事があります。

【BMキャピタル】日本最大の評判の和製ヘッジファンド「BM CAPITAL」の運用実績や口コミを含めて網羅的に解説!

 

ここでも一応簡単な情報は記載しておきます。

会社名 BMキャピタル合同会社(BM CAPITAL LLC )
住所 〒106-0032 東京都港区六本木7-18-1
代表社長 森山武利
事業目的 1、金融商品取引法に基づく有価証券及びデリバティブ取引
2、各種事業への投資
3、有価証券の自己募集
4、経営コンサルティング業務
5、前各号に附帯する一切の業務

資産運用において最も大切なことは「損失を出さないこと」です。長期のパフォーマンスを生むためには、毎年プラスの収益を出し続け、複利の効果を活用しポートフォリオの資産価値を年々増加させる必要があります。 そのためには、投資におけるリスク管理能力が重要となります。BM CAPITALは何よりも損失を出さないことを信条とし、十分に割安な株式にのみ投資を行い、出資者の皆様の長期における資産形成に貢献します。

引用:BMキャピタルHP

 

BMキャピタルの代表は森山武利氏です。同社の会社概要については以下で纏めていますので興味のある方はご覧ください。

→ BMキャピタルの社長の森山武利氏とは?ファンドマネージャーやオフィスなど会社概要を纏める。

 

ファンドマネージャーの比較

BMキャピタルは東京大学卒の外資金融機関バークレイズ証券出身の敏腕マネジャーです。海外のヘッジファンドでの実務も経験されています。

私募ファンドなどを選ぶときに最低限学歴や職歴などの経歴がしっかりしている先を選ぶのが正解であるとされています。

欧米の一流ヘッジファンドもハーバード大などを出た超一流の経歴の人材によって運営されています。

 

その点、BMキャピタルのファンドマネージャーに関しては申し分ないと言えるでしょう。

エクシア合同会社のファンドマネジャーは菊池翔氏。彼は服飾専門学校である東京モード学園出身で、その後FXの個人トレーダーを経てエクシアを立ち上げています。

残念ながら金融の専門的な知識があるとはいえず、インスタでも派手な女性たちと共にパーティーを行なっている画像で溢れています。個人的な感想ですが信頼感がないと感じてしまいます。

 

キャバ嬢と豪遊する菊池翔氏

 

よく情報商材屋の人たちが外車にのってぶいぶいと言わせている絵と重なる部分があるからです。

 

エクシアとBMキャピタルの運用手法の比較

それでは運用手法の比較に移りたいと思います。

FXだけではないエクシアジャパン

エクシアといえばFXで運用しているというイメージが強いかと思います。確かに最初はFXでの運用を謳っていましたが現在HPでは以下で運用していると表明されています。

 

1.企業向け事業性融資事業
2.個人向け投資不動産用融資事業
3.プライベート・エクイティ投資事業
4.FXやCFD取引での投資事業(自己資産運用)

 

融資事業が全面に打ち出されています。融資というのは銀行をイメージしていただければわかりますが、企業にお金を貸して、その対価として利子を受け取るというビジネスモデルです。

現在先進国では殆どの国でゼロ金利政策が敷かれています。このような環境で融資で大きなリターンを得るのは殆ど不可能です。せいぜい高くても年率3%-5%というレベルです。

面談に行った方に話をきくと融資している企業については黙秘を貫かれたそうです。どこに融資しているかもわからないというのは不可解な話ですね。

 

プライベート・エクイティ事業というのは上場していない企業に投資を行い、企業価値を上昇させてから売却又は上場させるビジネスモデルです。

聞こえはいいですが高度な経営スキルや投資スキルが必要であり、エクシアのメンバーから考えて果たして真っ当なPE投資が行えているのかは疑問が残ります。PEファンドは東大や京大をでて、ゴールドマンサックスなどの一流の外資系証券で鍛錬した一部のエリートのみが関わることができる世界です。とても、実力がPEファンドを行うレベルに到達しているとは考えられません。

 

BMキャピタルはアクティビスト戦略を組み合わせたバリュー株投資

BMキャピタルはバリュー株投資を採用しています。投資事例としては以下のようなものがあります。

バリュー株投資とは、先人の言葉を借りれば「1万円札の入った財布が5000円で売られているような株」に投資をする手法です。

価値ある企業」を財務分析や会社訪問などをして見定め、「相場の地合い(企業固有の問題ではない株価下落)により安くなったタイミング」で投資をする手法です。

更に投資した企業の経営陣に働きかけて株式価値を引き上げるための施策を実施させるアクティビストとしての活動を通じて能動的に株価を引き上げています。

投資手法については以下で詳しくお伝えしています。確固たる理論をもとにして王道投資を行なっているということが分かります。

 

→ (バリュー株)ネットネット株投資だけでは儲からない?ベンジャミン・グレアム流の本格的なバリュー株投資手法を探し方も含めてわかりやすく解説!
→ BMキャピタルの組み入れ銘柄:過去の投資事例「金下建設」を例にとり徹底解説!

 

運用成績の比較

では肝心の運用成績について比較していきましょう。

不自然なエクシアの運用実績と解約条件

エクシアの運用実績は以下となります。

年利 平均月利
2016年 97.4% 10.8%
2017年 43.9% 3.7%
2018年 44.0% 3.7%
2019年 35.3% 2.9%
2020年 38.3% 3.2%
2021年 18.5% 2.3%

 

バフェットですら長期平均が20%であるにも関わらず、とんでもない成績を叩き出していますね。(あくまで本当であればですが)

投融資をメインに置きながら、このリターンは正直疑問符が残ります。そして、この月利リターンは所謂、ポンジスキームの特徴に該当する水準です。

 

ポンジスキームというのは投資家に高いリターンを喧伝して資金を集め、実際には運用せずに新規投資家からの出資を既存投資家の配当の原資にするという手法です。

そのためファンド規模を大きくするためには魅力的なリターンで新規投資家を引き込んで既存投資家の元本の解約を制限する必要があります。

ポンジスキームは新規投資家の流入よりも既存投資家への配当が大きくなるタイミングで元本を持ち逃げして蒸発します。

 

ポンジスキームの仕組み

 

筆者が疑わしいなと考えているのがエクシアジャパンが解約に制限を設けている点です。

毎月の解約できる総額というのが予めキャップが設定されています。つまり、解約しようとしても解約できないという事態が発生してしまうのです。

ポンジスキームでは既存投資家の資金が流出するのを避けるのが肝要なので、解約に条件を設定することが多いのですが、まさにエクシアの解約条件は怪しいですね。

 

更に手数料が無料という点も怪しいポイントです。運用を行なっている会社が手数料を徴収しないと会社の運営を継続することができません。

手数料をとっていないということは、元本を持ち逃げする気満々であると邪推してしまいます。

ポンジスキームでは元本を持ち逃げするので実質手数料100%ですね。全損失となってしまうので手数料無料というのは逆に危険ですね。

タダほど高いものはないというのは、よくいったものですね。

 

あくまで、筆者の個人的な考えなのでポンジスキームが確定しているわけではありませんが、疑念が残る投資先には投資をしないというポリシーに基づき見送っています。

 

BMキャピタルの堅実な運用成績

ファンド設立からバリュー株投資を実践し、マイナスを出さず、堅実なリターンを獲得するという理想的な運用を行っております。

基本的に、短期で大きな利益を狙うような投資をするファンドではないので、長期投資で安全に資産を増やしていきたい人向けです。

そもそも短期で大きな利益を狙う投資などなく、それは投機であり博打に近いです。

 

BMキャピタルに関しては平均年利回り10-20%程度でマイナスを出したことがありません。長期的な資産形成はまさに「急がば回れ」です。

すぐに資産を膨らませたいと危険な投資先やハイリスクな投資に手を染めてしまうとかえって資産を大きく減らす結果になってしまいます。

重要なのは資産を守りながら、且つ着実に資産を増やしていくことです。

 

BMキャピタルに投資をしていると1年で倍になることは期待するのは難しいですが、5年間で2倍以上の資産に安全に増やしていくことができます。

相場下落局面でも安心して資産を守り育ててくれるどっしりとしたファンドということが言えます。

勿論、ポンジスキームという可能性も筆者の検証のかぎりありません。以下で詳しく検証していますので参考にしてみてください。

→ BMキャピタルはポンジスキームなのか?解約可能かといった点も踏まえて徹底検証!

 

最低出資額

ヘッジファンドは投資信託のように100円から投資を行うことができません。営業員経由で直契約となるので、ある程度の金額ではないと顧客管理をさばけないからです。

最低出資額はBMキャピタルが1000万円から、エクシア合同会社は100万円からと少額となっています。エクシアとしては出来る限り小口でも資金を集めたいという意図を感じますね。

BMキャピタルの方が出資のハードルとしては高くなっています。本格的なヘッジファンドは多くの出資者の対応をしきれないため、大口の顧客のみを集めるのが基本です。(といっても海外のヘッジアンドに比べると10分の1以下の閾値ですが)

BMキャピタルは1000万円未満でも出資を受け入れる場合もあるそうなので、営業員の方に聞いてみるとよいでしょう。

→ BMキャピタルの最低出資額は1000万円?解約条件と共にわかりやすく解説!解散したらどうなる?

 

エクシア合同会社とBMキャピタル、長期投資でおすすめはどっち?

長期投資という観点で、BMキャピタルとエクシア合同会社のどちらに投資をするのかと言われれば、筆者はすでに出資をしているBMキャピタルを選ぶます。

エクシア合同会社はベンチャーキャピタルに投資をするようなもので、その投融資の実績を見てからかと思います。

事業も株式相場と同様、リスクは点在しております。

エクシア合同会社がどのような会社に何社規模で投融資をしていて、そのポートフォリオが公表されていればある程度わかるかもしれません。

しかし、それは公開必須事項ではないのでわからないでしょう。

イメージとしては上場企業でいえばジャフコなんかが有名ですね。

ジャフコのポートフォリオ

 

堅実な資産運用をするのであれば、BMキャピタルで長期投資すれば良いのではないかと思います。

暴落を回避しながら安定して10%を狙う投資先で富裕層を目指そう!

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大きな資産を構築するためには複利の力を利用しながら長期投資を実現する必要があります。

投資家が長期投資を実践するためには暴落に巻き込まれないというのが必要不可欠な条件となってきます。

リーマンショックのように一気に資産が半減以下になってしまうと冷静さを失い狼狽してしまい投資から足を洗ってしまう可能性が高いからです。

 

行動経済学のプロスペクティブ理論でも示されている通り、人間はたとえ非合理的であったとしても損失回避的な行動を行うことが示されています。

特に貯金こそが正義であるという思考に長期間慣れ親しんでしまった日本人には顕著な傾向なのではないでしょうか?

暴落に巻き込まれ投資を辞めてしまうと、そのあと得られていたはずの利益を失うことになり膨大な機会損失が発生してしまうのです。

 

そのため損失を回避または抑制することが長期運用を行う上で最も重要なポイントとなります。

株式市場の下落局面を回避しながら安定して10%程度のリターンを積み上げ複利で回せると大きな資産を構築することが可能となります。

年利10%ときくと地味に聞こえますが7年で資産を倍増させることができますし、17年後には5倍に資産を増大させることができます。

 

上記を実現する投資先として投資先(ファンド)を選ぶポイントは非常にシンプルであり、以下の点を重視すれば大きくはずすことはありません。

 

  1. 相場環境に左右されない安定した運用実績を挙げているか?
  2. 一流のファンドマネージャーが確固たる戦略や投資理念に基づいて運用しているか?
  3. 運用実績がある程度ながく運用資産額も着実に増加しているか?

 

上記の点に基づいて30代で1億円以上の資産を構築した証券アナリストでもある筆者の視点で様々なファンドを分析した結果を以下の記事でまとめています。参考にしていただければと思います。

 

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